2022-01-01から1年間の記事一覧

そろそろ種を蒔きたい

今の日々はかなり不安定な土壌の上に成り立っていて、下の土ばかりに気を取られていると今度は目の前のことが全く見えなくなり、ただ動くのが怖くてうずくまっているようなものである。こんな風にいうと可哀想に思えるが、地面に水をまいたのは僕だし、その…

冬を感じた。

朝、愛車のタイヤを冬用に交換する。 軍手の外から染み入ってくる冷たさはもう冬だと思いながら、ジャッキで車体をあげてタイヤを外していく。 年月や季節を感じることのできる感覚というものが、自分の中にどのくらいあるものだろうと思う。農業を営んでい…

布団と海と

今日は気圧の影響か身体が重く、午前中は外の雨音を聴いて過ごした。雨の日に落ち着いて過ごすことがとても久しぶりなことのように感じる。こんな日は随筆など比較的短く読みやすいものを読もうと思い、小沼丹『ちいさな手袋/珈琲挽き』を手に取り数篇読む。…

自分の物語を語ること

https://muu-hu.hatenablog.com/entry/2021/12/28/054110 この日記を初めて公開してから、1年がたとうとしている。あれから僕は当時勤めていた会社をやめて、無職として静養することを決めた。それから早くも半年が経とうとしている。 身近な人々に支えられ…

緊張すること。

なにに緊張するのかなと考える。 自分の隣を車が通っていくこと。 明日初めて通る道を左に曲がること。 鳥のふんが急に落ちてくること。 電話の先にいる人の顔を想像すること。 電車の中の人がなんでか怒っている気がする。 できないことができなかったら。 …

場所

このご時世に家で過ごしていて、以前から思っていたことをより強く感じるようになった。 自分はひとつの「場所」としてどこかに存在したい。いつ、どんな時にきてもそこにあるもの、形は変わりながらもそこにあり続けるものになりたい。

目に見えないものも

最近、坂口恭平さんの絵に触発されパステルを買った。坂口さんの描く風景は、坂口さんの目を通して見たものであるのだけれど、誰の心にもその風景があるような、そんなきれいさだ。Youtubeに坂口さんの描く動画があって、その指先から魔法のように水面や日の…

山に登ろうとした

ここ2日ほど調子が悪くて、布団に寝るばかりになっている。感じとしてはトンネルみたいに出口が見えるようなものではなくて、四肢の先に重りをつけて、水中をどんどん沈んでいくような感覚だ。沈んでいく不安はあるけど、なんでか息を止めていても平気だし…

大福を食べた。

夜中ふと目が覚め、お腹がすいていることに気がつく。昨日買ってまだ食べていなかった3つ入りの大福を1つを食べ、なんだろう罪悪感を感じてのこり2つを包んでプロテインを飲んだ。肌寒さを感じてお風呂を沸かし、もう一度湯につかる深夜3時。42度のお風…